(蛇足)
 七基にとっての添って、今のところ年上のちょっとおしゃれなお兄さんなんですかね。
 添が普通に生きることをどこかで諦めきれずにいるのは、いつかどこかの記憶に希望があったからなんじゃないかなと思っているんですが、いま私たちに開示されている情報の中では二曲輪の九番目と呼ばれた人が一番それに近いのかな、なんて。いろんなものを捨てなければならなかった添には、七基の恋ってきっとすごく眩しく愛おしく映るだろうけれど、だからこそ応援したくなるんでしょうね。
「責任」に対してどちら側にいるのかも対照的なふたりだなと思って、こんな話になりました。